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あなたは金利についてどこまで知っていますか?
消費者金融や銀行、友達などからお金を借りるときに発生するのが金利です。友達からお金を借りるときはもしかしたら口約束で金利はいいよ、ということになるかもしれませんが、消費者金融や銀行から借金をするときは必ず金利が発生します。
この金利についての知識をおろそかにしていると、いつの間にか騙されお金を多くとられているかもしれません。金利の相場や法律上の上限を知っておけば、お金を借りるときどこが良い金融機関かを見極めることができます。自分が損をしないためにも正しい知識を身に付けておきましょう。
金利を意外と意識していない人が多い
カードローンや消費者金融から借金をするとき、金利を気にしていますか?大手の金融機関だから安心、とおろそかにせず少しでも金利に目を向けてみましょう。1%でも金利の低いとこから借りれば返済のときに楽になります。
2010年以前、法律が変わるまでグレーゾーン金利といわれる金利で大手消費者金融機関は貸し出していました。
金利を決める法律は2つあります。利息制限法と出資法です。
利息制限法では利息の上限を20%と定めていますが、この法律は罰則がありません。20%以上の金利を取っていた場合、違法なのでその分の金額は取り返すことができますが、金利を設定した側に罰則がつかない法律なのです。
2010年以前の出資法では利息の上限を30%と定めており、これを違反すると刑事罰の対象になります。
罰則のない利息制限法と出資法の差、つまり、20%~30%の間の金利がグレーゾーン金利です。
借金の利息の計算方法
利息は3つの要素で決まります。
・金利
・借入期間
<利息の計算式>
元金(円)×金利(%)×借りていた日数(日)/365(日)=利息額(円)
元金10万円、金利18%、30日で借りた場合…
10万円×18%×30日/365日=1479円
これがグレーゾーン金利、仮に29%の金利だと
10万円×29%×30日/365日=2383円
ということになります。1ヶ月で完済すれば900円程度の被害で済みますが、実際は何ヶ月、何年とかけて返済していくので大きな被害になります。
金利の上限に関する法律
先ほども述べましたが、少し整理して書いていきます。金利の上限を決める法律は2つ、利息制限法と出資法です。
- 利息制限法の金利上限20% 罰則なし
- 出資法の金利上限20% 罰則あり
※2010年以降はグレーゾーン金利を取り締り、2018年現在では出資法の上限金利が30%→20%になりました。
上限金利20%が原則ですので覚えておいてください。
借金の種類によって金利は異なる
金利の上限は20%ですが、借りるところによってはもっと低い金利で借りることができます。比較していくので参考にしてみてください。
クレジットカードローン
- エポスカード:18%
- 楽天カード:18%
- 三井住友カード:18%
クレジットカードのキャッシングサービスではほとんどの金利が18%で、支払いが遅れたときの遅延金利を20%に定めているところが多いです。
学生ローン
学生ローンはアルバイトをしている学生でも審査が通りやすくほかの金融機関よりも若干金利が安いです。大手学生ローン会社を見ていきます。
- アミーゴ:14.40%~16.80%
- マルイ:15.00%~17.00%
- イーキャンパス:14.50%~16.50%
3社を比較したところ、全体的に見てイーキャンパスが比較的1番金利が低いかなと思います。しかし、ほかの2社も大手金融機関から比べるとやはり低い金利ですので、どうしてもお金が必要になったという方は学生ローンをおすすめします。
また、学生ローンといっても社会人の方でも借りられる場合が多いです。社会人だから学生ローンは借りられないと思っている方も多いですが、そんなことはないので大手消費者金融業者に行く前にまず、学生ローンに行ってみてください。
キャッシングローン
こちらはよくCMで流れている消費者金融会社です。大手3社を比較してみたいと思います。
- プロミス:4.5%~17.8%
- アコム:3.0%~18.0%
- レイク:4.5%~18.0%
この金利を見たときにどの業者が1番いいと思いましたか?
アコムは金利の下限が1番低いですが、これは借金の額が大きい場合のときの金利です。10万円や40万円などの額では上限の金利になります。200万、300万ではなく10万20万円などの少額を借りるときは上限の金利に注目してください。
上限の金利を見てみるとプロミスが17.8%と若干低いですので、少額の借金をするときはプロミスが1番いいといえます。
奨学金
日本学生支援機構によれば、奨学金第二種の金利上限を3%に定めています。https://www.jasso.go.jp/shogakukin/seido/type/2shu.html
しかし、上限を3%に定めているだけで実際にはこれよりもかなり低い金利です。
利率固定方式では0.23%、利率見直し方式では0.01%とかなり低いです。
https://www.jasso.go.jp/shogakukin/seido/riritsu/riritsu_19ikou.html#h29
個人間
個人間では、今までの法律が少し変わります。
出資法の法律が金融業者では上限が20%ですが、個人間では上限が109.5%になります。
個人間で同意があれば、109.5%以内の金利であれば自由に利息を決めてお金を貸し出すことができます。
金利に詳しくないと払いすぎてる場合も?
利息制限法と出資法を理解していれば、違法な金融業者や個人間でのトラブルも避けられます。
また、金利に注目していなければ、違法な金融業者でなくても高い利息を払わされている可能性があります。相場を知っておけば、低い金利の業者を見分けることができるのでその分得できるかもしれません。
2010年以前に借金をしたことがある方はグレーゾーン金利で返済をしていた可能性もあります。グレーゾーン金利で多く支払ってしまっていた金額のことを過払い金といいます。過払い金は手続きをすれば、返還されるので専門家に相談して多く払ってしまった分を取り返しましょう。